二巻 第四番
着うた試聴



この曲は第二巻で唯一の静かなバラードです。

バラードではありますが、爽やかではなく、むしろ、
憂鬱な気だるい雰囲気のバラードになっています。

どちらかといえばピアノが必須になるような曲調ではありますが、
別に完全にアレンジ・楽器編成の決まりはありません。


曲が始まってから、全体のパートが入ってくるところのテーマ。
ここは雰囲気重視、コードの響きそのものが曲を引っ張るようになっています。
こういう雰囲気重視の部分での各楽器の音の並べ方・飛ばし方・濁らせ方は、いろんなパターンが考えられますが、とりあえず音源に準拠したギターリフの例をスコアに記載しました。

サビの部分だけが明るく爽やかな雰囲気で、カノン進行になっています。



一番最後のあたりで、冒頭部分のテーマのフレーズが変形して登場します。

このメロディーラインを歌で歌うには音程が高すぎるので、他の楽器が奏でるように指定していますが、もし歌でこの高さまでドンドン上げれるなら、歌の方が盛り上がるかも知れませんし伝達力も増すと思います。

基本的に、この曲集では、
歌を想定したメロディーラインは、
真ん中のドから1オクターブ上のソあたりまでを高さの限界として考えて曲を創作したため、どの曲でも極端に高い声が出なくてもどれでも狭い音域で歌えるように出来ています。

この曲の終わり方は、次の五番に繋がるようになっていて、突然プチンと切れて、八分半も引っ張っていながらあっさりと突然終わるというのが特徴で、それがまたこの曲の憂鬱な、不毛な雰囲気を象徴するようなものとなっています。


第一巻 (試聴再生リスト)   1 2 3 4 5 6 7
第二巻 (試聴再生リスト)   1 2 3 4 5 6 7

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