二巻 第五番
着うた試聴



この曲は、11分以上ある長い曲で、
バッハのトッカータとフーガニ短調をモチーフとして取り入れた作品で、
さまざまに展開を繰り広げるロマン系楽曲です(ロマン系といいながらモチーフにしているバッハはバロックですが)

冒頭部分は二分ぐらいピアノソロですが、まぁ面倒なら飛ばしてもいいです(笑)。

ただ、この冒頭のピアノの部分で、
一番最初にこの曲のテーマのフレーズが登場し、後にそれが中間部以降に展開してプログレ要素を含んでこの音型が登場するので、この冒頭のピアノは避けられない要素ともいえます。



このように、冒頭のピアノソロの部分で、
バッハのトッカータとフーガニ短調の一部分がそのまま登場するので、
この曲がそれをモチーフとしている事が冒頭ピアノソロで解ります。



ここから全体のパートが入りますが、
いきなりプログレ要素が入ります。
とはいってもまぁ単純な方で、
三拍ごとにアクセントがつくので
四拍子なのに三拍子に聞こえるトリックです。



中間部でリズムが三拍子になり展開部分が始まります。
ここで冒頭部分のピアノソロで登場したテーマのフレーズが登場。



そして、そこからテンポチェンジしてさらに展開し、
三拍子刻みから通常の四拍子へ。

テーマのフレーズが三拍子系なので、四拍子系にこのフレーズを埋め込む事で若干のプログレ要素が含まれる事になります。

上の譜面の下の段のように、
キメの部分は、テーマのフレーズをそのまま16分音符で並べ、
16分音符9個分をひとかたまりとしてアクセントをつけ、
完全にリズムトリックのようになっています。



さて、この部分から、バッハのトッカータとフーガニ短調で有名なあの旋律がメタルバージョンのようなものとして登場します。

この部分のメロディーは主にリードギターソロを想定としていますが、
オルガンなりシンセなりピアノなり、なんでもいいと思います。



展開部分を経て、
この曲の冒頭ピアノソロ後の曲の始まりの部分と、展開部で何度も登場したテーマフレーズが融合した形で曲は元に戻っていき、転調してメインテーマに戻り、そこから最後のサビへと繋がっていきます。



そしてこの曲の終りの部分も、バッハのトッカータとフーガの最後のコード進行と同じように終わります(バッハのそれとはキーが異なりGマイナーに移調しています)。


第一巻 (試聴再生リスト)   1 2 3 4 5 6 7
第二巻 (試聴再生リスト)   1 2 3 4 5 6 7

T.O.P-RECORDS | ショッピングカート
関連サイト:天声凛語(ブログ) | お問い合わせ

(C)T.O.P-RECORDS 玄守 鷹矢